芸術作品を鑑賞すると、時や空間を超えて私たちの先祖たちが発したメッセージを受けとることができるんです。美術館はひとりで観ても楽しいですよね。でも、ひとりでは見落としてしまいそうなスポットを見逃すことなく効率よく回れるのがガイド付きの良さです。ローマには美術館がたくさんありますが、その中からあなたが行きたい美術館を選んで、市内観光に組み込むプランはいかがでしょうか。
所要時間: 3〜4時間
ローマの主要な美術館 |
▪️ボルゲーゼ美術館: バロックの巨匠ベルニーニの最も優れた彫刻作品がある他、新古典派を代表するカノーヴァの作品や、カラバッジョ、ラファエロ、ティツィアーノ等の絵画作品に至るまで、見ごたえたっぷりの美術館です。美術館見学後はご希望に応じて街の中心までご案内して解散することもできます。 ボルゲーゼ美術館は予約が必須ですが、ガイドが皆様の予約をお入れします。※月曜休館日 ≪主な所蔵作品≫ ベルニーニ:『アポロとダフネ』『プロセルピナの略奪』『ダビデ』『シピオーネ枢機卿の肖像彫刻』 カラヴァッジョ:『果物籠を持つ少年』、『病めるバッカス(バッカスの装いをした自画像)』、『書斎の聖ヒエロニムス』 ラファエロ:『キリスト降架図』『一角獣を抱く貴婦人』 ティツィアーノ:『聖愛と俗愛』、『キューピッドに目隠しをするヴィーナス』 カノーヴァ: 『パオリーナ・ボルゲーゼ』 ▪️カピトリーニ美術館: この美術館は古代彫刻からカラバッジョやグイドレーニの絵画作品、そして古代のフォロロマーノ遺跡の展望を望める紀元前1世紀の公文書館(タブラリウム)なども観られる充実した美術館です。またこの美術館が建つカンピドーリオの丘にはミケランジェロが設計した広場があり、丘の名前は英語のキャピトルの語源ともなりました。どうしてなのかは行ってみるとわかりますよ〜。そこには現在もローマのへそが見られるんです。まさにこの辺りを散策していると時間が経つのを忘れてしまいます。ご希望に合わせてパンテオンやトレビの泉などと組み合わせることも可能です。 ※美術館は月曜休館ですが、よく変更があるので事前にチェックすることをおすすめします。 ≪主な所蔵作品≫ 古代彫刻: 『とげを抜く少年』『瀕死のガリア人(カピトリーニのガリア人)』『カピトリーニのビーナス』 カラバッジョ: 『洗礼者ヨハネ(のように描かれた少年)』『Buona Ventura』などなど ▪️国立古典美術館(バルベリーニ宮殿): この美術館はよく日本語では国立古典絵画館と訳されておりますが、イタリア語では、Galleria Nazionale dell’Arte Anticaで、 Galleriaというのは絵画館に限定したものではないので、国立古典美術館とも言われてます。実際にこの美術館では、バロックの巨匠達、ベルニーニやボロミーニ、ダコルトーナ等の作ったバルベリーニ家の宮殿とそのコレクションが見られます。またこの宮殿は『映画ローマの休日』のロケ地ともなりました。※月曜休館日 ≪主な所蔵作品≫ ラファエロ: 『フォルナリーナ(画家が愛した女性の裸を描いた秘蔵作品?!)』 カラバッジョ: 『ホロフェルネスの首を斬るユディト』 ▪️ローマ国立考古学博物館(マッシモ宮殿): この考古学博物館は、ローマ市内の4箇所に分散してあります。中でもマッシモ宮殿のものはお勧めで、古代のお金や宝石、そろばん、サイコロ、ユリウス暦のカレンダー、初代皇帝アウグストゥスの彫像、古代のボクサーなどを描いたブロンズ像、円盤を投げる人、古代のモザイク、フレスコ画、などなど見応えのある博物館です。場所もローマの中央駅(テルミニ駅)前の広場に面しており、多くのホテルが集中する中の穴場スポットでもあります。※月曜休館日 ▪️バチカン美術館: カトリックの総本山バチカンのコレクションをご覧になっていただけます。詳しくはバチカン市国観光のモデルコースをご参照ください。 ▪️ガレリア・パンフィーリ ▪️サンタンジェロ城 |
皆様の興味とご都合に合わせて市内観光と組み合わせることができます。質問があったらなんでも聞いてね!