イタリアの規制も5月18日からはさらに緩和されて外出が自由になった。しかし許されるのは同じ州内の移動のみとなる。それに伴って、レストランやバール、ホテル、商店、なども再開される。美術館も開く(18日は月曜日で元々閉館のところが多いが)。野外のスポーツも許され、公園へも行ける。床屋や美容院もオープンされる(みんな髪は恐ろしく伸びきってるはず)。友達にも会いに行ける(ハグ、キスなし)。海にもいける。2ヶ月以上続いた厳しい規制からやっと解放される。とは言ってもウイルスがいなくなったわけではないので、予断は許されない。どこにいてもソーシャルディスタンス(社交距離)を1メートル以上取らなければいけないし、それを保つことが出来ない時にはマスクの着用が義務。バールやレストランなどでも席数を減らして席間を十分に離したり間に仕切りを置くなどの措置が求められているため、実際のところどこまで楽しい食事が出来るのかが疑問。
37.5度以上の熱がある人や感染症らしき症状がある人は外出してはいけないとなってはいるが、未だウイルスを保有しているにも関わらず、症状がなく完治もしていない人がいるかもしれないのだ。これから2次的な感染拡大を招かないためにもまだまだ注意する必要がありそうだ。
5月25日からはジムがオープンする予定。6月3日には州間の移動や一部の国境封鎖を解除できたら的な目標でこの段階的対策は進められる予定。
未だ不明な点が多くある。例えば美術館は人数制限のため予約が必須になるとのことだった。ボルゲーゼ美術館は18日から予約が開始されるようだ。バチカン美術館やコロッセオは未だ公式サイトからの予約が出来ない。これについて17日の段階でバチカンに電話をして聞いてみたところ、バチカン美術館は18日からオープンされる予定だが確認のため18日の朝、美術館に直接電話で聞いてみてくれとのことだった。それでバチカンのチケットオフィスに18日の朝電話したら、どなたかお出になられて、『まだ閉まってます。いつから開けるかは現在検討中』とのことだった。。結局6月1日からオープンが決定した。人数制限のため予約必須だがこれまでの予約代一人4ユーロが免除される。
コロッセオは電話をしても録音が流れるだけだったので、18日の午後、ちょうどコロッセオの前を車で通ったので降りて入り口や外のチケットブースを確認してみたら、きれいに閉まっており、まだ新しい情報などは掲示されていなかった。どおりで電話にも出ないはず。確かに美術館やレストラン商店など、18日から開けても良いというだけで、開けなければいけないというわけではないようだ。
22日に又コロッセオに行ってみると何やらコロッセオの中で会議が開かれていた。そこにいた人の話では5月28日にオープンされるとの事。だったか結局6月1日にオープンすることが決定した。
著者: 原井シュウジ
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