[4月12日]
イタリアは3月8日に発令された首相令によって、国内全土にわたるロックダウン措置がとられているが、4月10日に、テレビの演説で2度目の期限延長が発表された。これまで4月13日までだった期限が5月3日まで効力を持つことになる。本屋や文房具、ベビー服店は規制が解除されたので14日以降開けることができるなど変更があるが、その他の商店やレストラン、バー、美術館やコロッセオなどのモニュメント、教会などは引き続き閉まる。
イタリア全国での感染者の数は4月12日の段階で102253人に及んでいる。増加率は若干減少傾向にあるものの、北部で検査数自体を増やしている事もあってその数値は一向に増え続けている。
今年は4月12日が復活祭だが、それに伴う祭儀や教皇からのメッセージなどは、教皇フランシスコと少数の聖職者によって慎ましやかに行われ、その様子がテレビなどで報道された。
このロックダウンの状況が今後いつまで続くかなど、その動向が注目される。
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著者: 原井シュウジ
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