チケットの買い方
バスの車内とかではチケットは売っていないので、乗る前に買っておかなければならない。売っている場所は、TABACCHI(タバコ屋)、或いはキオスクと呼ばれる新聞や雑誌などを売っているスタンド、又はMetro(地下鉄)の改札口付近や稀にバス停にも備えられた自動券売機。窓口で売っているMetroの駅もある。
チケットの種類
BITという100分チケット、最初に刻字を押してから100分間、バス・トラムは乗り放題で、地下鉄もその間に一回限りだが利用できる。地下鉄の場合、一回というのは改札口を入って出るまでなので、距離に関係なく乗り換えもオッケーだ。 値段は、1.5ユーロ。
ROMA24Hという24時間乗車券もあり、これだったら最初に刻字してから24時間、バスもトラムも地下鉄も乗り放題である。値段は7ユーロ。
その他、
48時間チケット 12.5ユーロ
72時間チケット 18ユーロ
7日間チケット 24ユーロ
というチケットもあるので、少し長く滞在する人には便利だろう。
地下鉄(Metro)の乗り方
地下鉄はAライン、Bライン、Cラインの3本しかない。しかもCラインは一部開通しているものの主要な部分は現在建設中。おかげでコロッセオのあたりも工事現場になっている。よって現在観光で使えるのはAとBの2本のみだ。
ここからが大切。入るときに改札口のチケット挿入口にチケットを挿入する。向きが決まってるので注意してチケットを見てみるとそれらしい矢印が書いてある。
挿入成功後2秒ほど待つと同じチケットがすぐそばから出てくるので、それを取ってから中に入る事。取り忘れて入ってしまうとけっこう大変。一日券とかだったら絶対に取り戻したいだろうが、内側から外に取り忘れたチケットには手が届かない。だからといって、よじ登ったりすれば怒られるし。。
一回券の場合でもAラインからBラインに乗り換えるのはオッケーで、改札を出るときはチケットは要らない。が、所持していないと違反。
地下鉄ではコロッセオ、スペイン広場、バチカン市国の近くに行くことができる。
今や、チケットを買わなくても地下鉄にクレジットカードで簡単に入れるようになった!!!
詳しくは別記事にて。
バスの乗り方
写真のような看板がある停留所から乗る。看板の上部にはバスに表示されている番号が書かれておりその下にそれぞれのバスが止まる行き先停留所が書かれている。
番号の上にアルファベットのUと書かれているのは普通バスで、朝の5時半前後から夜中の24時前後まで動いている。Xはエクスプレスつまり急行だ。Nとあったら夜間バスで夜中の24時から朝5時半前後まで運行している。
当然のことだがイタリアは人も車も右側通行なので、扉は進行方向に向かって右側に、3つある。前と後ろの扉は乗車専用で中央が下車専用なのだが、混んでいるときなどは、どの扉から乗っても降りても大丈夫だ。ただ、降りる人が先に降りてから乗ろうね。
乗ったら、前もって買っておいたチケットを写真のような黄色い機械に差し込むと日付と時間が刻字される。この時そこに書かれたScad.の後に出てくる日時までそのチケットは有効ということになる。チケットの差し込み方だが、三角の矢印のある面を自分側に向けて持ち、その矢印を機械の上部に下に向けて差し込む。結局そこまで、全部自分でやるわけだ。分からなかったら親切なイタリア人か、移民のバングラデシュ人が教えてくれるだろうが、運転手は、チケットの検札さえもしない。これだったらタダ乗りしてる奴も結構いるかもしれないのだが、時々前後から挟むように検札官たちが乗ってきて、その際に刻字を押した有効なチケットを所持していなかったら、みんなの前で哀れに高~い罰金を科せられるので、結構恥ずかしい。
降りる際は、車内の赤いボタンを押して運転手に知らせると次の停留所で停車してくれる。
インターネットを活用
しかしバスを利用するにあたって一番問題なのは、どこから乗ってどこで降りたら良いかなのではないだろうか。なにしろローマには8260箇所のバス停が存在する。しかも車内放送などで次の停留所を教えてくれたりはしない。昔ながらの方法で、前もって下調べをしておく方法もあるだろうが、今はその点便利になったものだ。Google mapsなどのインターネットを使えば良い。目的地を指定すれば、現在地から近いバス停がどこにあって、そこから何番のバスに乗ればいいのか、又それが何分後に来て、どこで降りたらいいかをお知らせしてくれるのだから。。。
注意
なお公共機関はいずれもスリやジプシーなどの泥棒が多いのでくれぐれも気をつけて利用していただきたい。泥棒は人相が悪い無精髭の男とは限らない。赤ん坊をだいたお母さんだったり、若い女性だったり、小さな子供だったりすることもある。常に貴重品には気を配って乗ることが大切だ。
それでは楽しい旅行を。。
現在は、新しICチップ入りの券売機も設置されているのでご注意ください。詳しくは、こちらをご覧ください。
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