ローマのボルゲーゼ美術館は予約必要?予約なしでも行けるの?公式サイトはどれ?
※陰性証明、ワクチン証明、マスクの着用の義務はございません。
結論から言うと、ボルゲーゼ美術館は予約が必須となっている。つまり事前に予約チケットを購入していなければ入ることは出来ないということだ。何しろこの美術館は、ひとりの人の別荘の中にベルニーニやカラバッジョ、ラファエロなど有名な芸術家の作品が詰まった見どころ豊富な美術館で、是非機会があれば行って頂きたいおすすめのスポットである。人数制限もあるので当然予約制でなければ長蛇の列になってしまうだろう。ここでは美術館が直接委託している公式サイト(TiketOne)からオンラインでの”ボルゲーゼ美術館の予約方法”を詳しく解説していく。公式サイトから予約することのメリットは安心で安価な事。デメリットは日本語のサイトではない事だ。でも安心して頂きたい!これから私が予約サイトに出てくるページごとの画像を順を追って解説していくので、あなたの予約と並行に進めていこう。
予約する前に知っておくべき事
- 休館日: 毎週月曜日、1月1日、12月25日
- オープン時間: 9:00〜19:00
- 見学時間は予約時間から2時間と制限されている。ただし17:45の予約は見学できる時間が少なくなるので特別料金が設定されている。
- 一般チケットの代金の内訳は、チケット代13ユーロ+予約代2ユーロ+手数料2ユーロなので合計17ユーロ。
- 18歳未満は無料だが、予約は必須なので予約代2ユーロ+手数料2ユーロで合計4ユーロとなる。
- 障害者の方とその付き添いの方1人は無料だが、予約は必須なので予約代2ユーロ+手数料2ユーロで合計4ユーロとなる。
- 毎月最初の日曜日は美術館が無料の日だが、予約は必須なので予約代2ユーロ+手数料2ユーロで合計4ユーロとなる。
- 現地ガイドをロマニッシモ公式サイトなどで予約している場合、ガイドも予約は必須。ガイドの入場料や予約代、手数料は無料だが電話予約しか受け付けていないため、現地ガイドに直接予約を相談するのが良い。
- ローマパス(RomaPass)を利用して入りたい人は、romapass@tosc.it にメールで予約を入れるか、電話(+39)0667233753 で予約を入れるとなっている。
1公式サイトから予約希望日を選択
上のボタンから公式予約サイトに入ると、下のような画像が現れる。(スマホで見るとレイアウトが若干異なるが書いてある内容は大体同じ)もし言語を変えたいときは右上の地球儀マークをクリックするとイタリア語にしたり英語にしたりできる。スクロールして下を見てみると今月のカレンダーが出てくる。これは去年2022年6月のカレンダーだが、16日のスクショなので16日からの状況が見られる。ちなみに16日のところに、『not available』 と小さく書かれているがこれは、チケットがない!売り切れ!と言うことになる。「あ〜当日券は売り切れていたか〜!」水色の文字で『Available』あるいは『from € 7,00』と書かれていたら、まだチケットがあると言うこと。今回私は7月23日の予約ができればと思うので > マークをクリックして次の月へ移動してみる。
7月(July)のカレンダーを見ると毎日何らかの空きがあるようだ。23日にも空きがあるのでその上をクリックする。
2希望の時間帯・チケットの枚数を示す
希望日を選択すると今度は予約を入れられる時間帯が表示される。基本的に1時間ごとに予約時間が選べて、見学時間が2時間と制限されているので、IN と OUTの時間が書かれている。希望の時間帯の欄にチケットの種類別で枚数を示す。普通チケットだけならFull Price のところをプラスボタンを操作して示せば良い。そのほか18歳未満、障害者、障害者の付き添いの方など無料の権利を持っている方は『Child under 18 and other entitled』のところに枚数を示す。その選択技が出ていない場合は、『Booking options & discounts』をクリックすると出てくる。ここに書かれている値段は、チケット代 + 予約代(2ユーロ)なので無料の場合も2ユーロと書かれている。そこにNot availableと書かれていたときはその時間帯は売り切れなので違う時間帯あるいは日を選ぶ。 今回私はなるべく遅い時間に予約して美術館の後夕食に直接行きたいので、画面をスクロールしてIN 5pm-OUT7pmを選択してみる。ちなみに17:45-19:00というのもあってお得な値段だが、時間が1時間15分しか見れないのでやめておく。私と一緒に17歳の息子がいるので、『Booking options & discounts』をクリック。
すると選択技が出てきたので、+-ボタンを操作して普通チケット1枚と無料チケット1枚と表示させ、全部で2枚のチケットでその合計金額が17ユーロと出てきた。間違えがなければ合計の上をクリック。
3予約チケットの内容確認
ここでロボットチェックが出てくる場合がある。それに合格すると、つごの写真のようにチケットの枚数、予約チケット代の内訳、そして最初にも書いたように手数料が一人2ユーロとその合計額が出てくる。この時万が一病気や事故、妊娠、家族の方の不幸、などの理由で、キャンセルしなければいけない場合の保険に入りたい人は(普通チケットが1.5ユーロ、無料チケットが0.65ユーロ)左下の『Insurance”Biglietto Sicuro”』にチェックを入れる。確認できたら『Continue to checkout』をクリック。
この時、保険に入らなかった方には次のような画面が出てきて保険に入ることを勧めてきますが、どちらかを選びます。
4TicketOneのアカウントに登録
先にも述べたように、ボルゲーゼ美術館が直接予約チケットの販売を委託している会社が”TicketOne”と言って美術館の公式サイトを運営する会社だ。このサイトを初めて利用する方はTicketOneのアカウントを作る仕組みになっているので、『Create new account』をクリック。
すると次のような画面が出てくるので、購入者情報を入れていく。Customer typeは大概個人になるだろう。生年月日の順番を気をつけて!最後電話番号もかかってくることはないが入力しないと登録できないのでそこまで必須項目を記入したら、スクロールしてもっと下を見てみよう。
ここには、「もしまだ市場調査とあなたの顧客情報に関するプレファレンスを表明していないならここでどちらかを選ぶ」ということが書かれている。その下に『同意する』と『同意しない』の選択が2つあって、一つ目は「”データ保護に関する情報”に記載されているように、TicketOneは、私のデータをTicketOneあるいは第三者のプロダクトとサービスの広告資料をEメール、SMS、その他の自動送信システムなどの手段で送信することを目的としている。」と書かれているのでそれに同意するか否かを選べば良い。二つ目には、「Ticktoneのウェブサイトでの私のプレファレンス、購入履歴などの顧客情報は、TicketOneあるいは第三者のプロダクトとサービスの(私の特定の興味にターゲットした)広告資料をEメール、SMS、その他の自動送信システムなどの手段で送信することを目的としている。」と書かれているので同じように同意か否かを選択する。それが済んだら登録は終わりなので、『Save and go to payment』をクリック。
5支払い
まずは、支払い方法を選択する。クレジットカードはビザ、マスターカード、アメリカンエクスプレス、ダイナース、JCBカードが使えるようだ。クレジットカードかペイパルのどちらかを選んだら『Continue to Summary』をクリック。
すると先ず販売規約に同意するに必ずチェックマークを入れる。そしてその下にはこれまで入力してきたことの最終チェックがあって、間違えがあっても 『chage』をクリックして修正できる。全てチェックが終わったら下の『Send order and pay』をクリック。
すると選択した支払い方法に合わせて次のような画面が出てくる。今回私はクレジットカードを選択したので、画面にはカード情報を書き入れるフォームが出てきた。先ずはカードに書かれているあなたの名前をそのままローマ字で記入。カード番号は長いので間違えないように。有効期限もカードに書かれている通り入力する。セキュリティーコードはカードによって異なるが、例えばVISA、マスターカード、ダイナース、JCBの場合裏面にある3桁の数字だし、アメックスの場合は表面の4桁の数字となっている。その下の『(この情報を)次回のお支払いのために保存する』にはチェックをいれなくて良い。正しく入力だきたら『Buy now for €**』をクリックする。
この後もカード会社や銀行のキュリーティのためいくつかの工程が加わることがある。支払いが済んだと同時に予約が成立する。その後TicketOne【T.O.S.C.-Tiketone Sistemi Culturali srl】からバーコードが入った予約チケットがEメールで送られてくるのでそれをコピーするか、スマホで表示できるようにして美術館に持って行けば良い。
注意
館内には、本当に小さいバック以外の荷物は持ち込めない。21センチ✖️15センチまでとなっているので、地下にある手荷物預かり所に荷物を預ける必要がある(無料)のだが、ここが列になることがあるので、予約の30分前に美術館に来るようにと書かれている。もし財布などが入っているバックを預けるようにと言われた場合、貴重品を自分で管理したい人のためにかつては小さなビニール袋が用意されていたのだが、これはいつもあるとは限らないし、あらかじめ考慮しておいた方が良いだろう。
この美術館もコロナ騒動でシステムが色々と変わっているので、分かり難いところも多いと思うが、そろそろ海外旅行を考えている日本人も増えてきてるようなので、少しでも皆様のお役に立てれば幸いなり。これでもわからないことがあれば下〜の方にあるコメント欄から気軽にお尋ねくだされ〜。それでは良い旅行を!
著者: 原井秀二
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